COVID-19診療の手引き第5版リリース

妊婦に関しては国内外の臨床統計から,妊婦が特に COVID-19 に感染しやすいということはなく,妊娠中に感染 しても重症化率や死亡率は同年齢の女性と変わらない.また,妊娠初期・中期の感染で胎児に先天 異常を起こすという報告もない.しかし,妊娠後期に感染すると,早産率が高まり,患者本人も一 部は重症化することが報告されている.日本産科婦人科学会と日本産婦人科感染症学会に 2021 年 4 月 19 日までに登録された COVID-19 と 確定診断された妊婦 61 例中,重症 2 例(3.2%)(人工呼吸器,ECMO 各 1 例),酸素投与を受けた患者 6 例(9.8%),軽症 53 例(87%)であった.母 体死亡や子宮内感染は 1 例も見られなかった.重症化した患者は気管支喘息,妊娠性糖尿病などの 合併がみられた.欧米ではこれに加えて,人種や喫煙歴,妊娠高血圧症候群,肥満,血栓傾向など がリスク因子として報告されている.したがって,日本産科婦人科学会,日本産婦人科感染症学会 ではリスクのある方々に積極的なワクチン接種を推奨している.多くの COVID-19 感染妊婦では胎 盤に SARS-CoV-2 の局在が認められても母子感染は成立せず,有効な胎盤関門が機能していると 考えられる. と記述されています。

COVID-19診療の手引き第5版リリースされました。編集委員にJAPAの藤野裕士先生が参加しています。

 

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