2021年7月10日
近年インターネットとツイッターやフェースブック等のソーシャルネットワークサービス(Social Network Service: SNS)の普及により、世界中如何なる人でも直接社会に向けて情報を発信し影響を瞬時に与えることが可能となっている。日本周産期麻酔学会(Japanese Association for Perinatology Anesthesiology: JAPA)が提供するガイドラインや学会発表等の医療情報も、SNS において日々様々な議論・対話の対象となっている。それ故JAPA 全会員が社会における学会の使命を伝える役割を担っていることを認識し、SNS 上でJAPAが発信する情報についてなされる対話の影響力を十分に理解した上で行動し参加することが必須である。
本指針は、JAPAの学会活動に従事する全ての者がツイッターの理解を深めるための手引きとして、またツイッターを利用して周産期麻酔等に関する情報を発信し国民と共有を行う上での行動指針である。
【JAPA のツイッター利用における5前提】
- プライバシー保護
個人情報の収集・保持・使用に際し、JAPA個人情報保護方針に従いプライバシー保護に配慮する。
- 第三者の権利尊重
著作権・商標権・肖像権など第三者の権利を侵害せずかつ尊重する。
- 透明性の担保
JAPA が管理する公認アカウント@Japanesthを用いる場合は、個人としてではなくJAPA を代表する立場でツイートする。
- 技術利用に対する責任
不適切な追跡ソフトウェアやアドウェア・マルウェア・スパイウェアの使用を推進する組織やウェブサイトには協力しない。
- 関連法令の遵守
常に最新の関連法令遵守を意識する。
【JAPA広報委員のツイッター利用10 原則】
① JAPAを代表する立場でツイートする
JAPA広報委員は閲覧者に有意義な情報を、誤解を招く曖昧な表現は避け正確な内容で、公認アカウント@Japanesth で、あるいはJAPA が定めるハッシュタグを明記して、JAPA を代表する立場としてツイートする。
② JAPA学術集会・地方会で重要なスライドをツイートする
JAPA広報委員はJAPA 学術集会・セミナーにおいて、発表における結論や重要なスライド・画像を、公認アカウント@Japanesth で、あるいはJAPA が定めるハッシュタグを明記してツイートする。
③ 学術的な内容をツイートする
JAPA広報委員は、論文やガイドラインなど学術的な根拠がある内容をツイートする。学術的な根拠に乏しい意見の分かれる内容や営利企業の宣伝・広告に繋がる内容はツイートしない。
④ 第三者のツイートで有意義なものをJAPA広報委員がリツイートする
JAPA広報委員は、JAPA や閲覧者にとって適切な内容を含む第三者のツイートを、必要に応じて公認アカウント@Japanesth で、あるいはJAPA が定めるハッシュタグを明記してリツイートする。
⑤ 不利益を有するツイートをしない
JAPA広報委員は、ツイートすることが他者への不利益を有すると思われる場合はツイートしない。
⑥ 著作権に配慮してツイートする
JAPA広報委員は、画像等コンテンツやJAPA 学術集会・地方会の発表スライド内図表を用いる場合、著作権に配慮してツイートする。
⑦ 批判的なツイートをしない
JAPA広報委員は、個人的見解で批判的なツイートをしない。
⑧ 他者の権利に配慮してツイートする
JAPA広報委員は、JAPA 学術集会・セミナーにおいて発表者のスライドをツイートする場合、発表者が明らかになる形でツイートする。
⑨ ローカルでの投稿による世界的影響を意識してツイートする
JAPA広報委員は、日本国内では正しい内容であっても別の国では不正確あるいは違法となる可能性があることを意識してツイートする。
⑩ インターネットの恒久性を認識してツイートする
JAPA広報委員は、ツイートした内容は削除しても記録として恒久的に残ることを意識し、文字制限などで内容を正しく伝えられない場合には、正確な記載のある場所へのリンクを用いてツイートする。